「今の会社にこのままいていいのだろうか?」
「長く働けば、給料は勝手に上がっていくものだと思っていたけれど……」

そんな漠然とした不安を抱えていませんか?

かつての日本企業であれば、勤続年数に応じて年収が上がる「年功序列」が当たり前でした。

しかし、現代において「長く働くこと」と「キャリアを積むこと」はイコールではありません。

ただ漫然と時間を過ごすだけでは、市場価値は上がりません。

逆に、戦略さえ正しければ、短期間で劇的に年収を上げることも可能です。

この記事では、「キャリアを積むとはそもそもどういうことか?」ということから、年収を確実に上げるための具体的なキャリア戦略について解説します。

後半では、プログラミングに挫折した私が、戦略的にキャリアを築くことで「Microsoft 365 エンジニア」として独立し、初年度から年収1000万円を達成した実話も公開します。

キャリアを積む=「市場価値」を高めること

まず大前提として、”キャリアを積む”とは「市場価値を高めること」です。

多くの人が”キャリアを積む”という言葉の定義を誤解しています。

  • ❌ 誤解:キャリアを積む = 1つの会社で長く働くこと、多くの業務をこなすこと
  • ⭕️ 正解:キャリアを積む = 市場価値(希少性と需要)を高めること

社内評価と市場評価は違う

社内で「あの人はいい人だ」「仕事を頼みやすい」と評価されていても、いざ転職活動を始めたときに「あなたに高い給料を払いたい」と思われるかどうかは別問題です。

年収を上げるためのキャリアアップにおいて重要なのは、「社内での頑張り」よりも「市場からの評価」です。

市場価値は、以下の2つで決まります。

  1. 需要(ニーズ):世の中がそのスキルを求めているか?
  2. 希少性(レア度):そのスキルを持っている人は少ないか?

どれだけ高度なスキルでも、誰も求めていなければ年収には反映されません。

逆に、そこそこのスキルでも、圧倒的に人が足りていなければ年収は跳ね上がります。

年収が決まる「3つの要素」

では、具体的にどうすれば年収は上がるのでしょうか?

以下の3つの要素の掛け算で決まります。

  1. 業界(産業)の成長性
    • 伸びている業界(IT、SaaSなど)は利益率が高く、給与原資が潤沢です。
    • 逆に、衰退産業ではどんなに個人の能力が高くても、給与の上限は低くなります。
  2. 職種(専門性)の単価
    • エンジニア、マーケター、コンサルタントなど。
    • 専門性が高く代替が難しい職種ほど単価は高くなります。
  3. ポジション(役職・責任)
    • メンバーよりリーダー、リーダーよりマネージャー。
    • 責任の範囲が広いほど年収は上がります。

「どの業界」の「どの職種」で働くか。

実は、個人の努力量よりも、このポジショニングのほうが年収へのインパクトは遥かに大きいのです。

具体的なキャリアアップ手法

市場価値を高めるための具体的なアクションは、大きく3つあります。

① 軸ずらし転職

一気に環境を変える方法です。

「業界」か「職種」のどちらか一方を変えて転職します。

  • 業界を変える
    今の職種(例:営業)のまま、年収水準の高い業界(例:IT業界)へ転職する。
  • 職種を変える
    今の業界知識を活かしつつ、より専門性の高い職種(例:カスタマーサクセスやエンジニア)へ挑戦する。

両方を一度に変えるのは難易度が高いですが、どちらか一方を「軸」として固定し、もう一方をずらすことで、年収アップとキャリアチェンジを同時に実現できます。

② 現職での実績作り(再現性の確保)

転職する前に、今の場所で「語れる実績」を作ることも重要です。

ただし、「頑張りました」ではなく、「課題をどう解決したか」「数字でどう成果が出たか」という再現性のある実績が必要です。

これ職務経歴書に書けるかどうかが、キャリアアップのポイントになります。

③ 掛け合わせ(副業・リスキリング)

個人的に一番おすすめの方法です。

「営業」×「英語」、「マーケティング」×「データ分析」、あるいは後述する「営業」×「ITスキル」のように、複数のスキルを掛け合わせることで、「他にはいない人材(=希少性)」になります。

【実例】プログラミングに挫折した私が、エンジニアで年収1000万を超えた戦略

ここからは、私が実際にこの理論を使ってどうキャリアを築いたかをお話しします。

私はかつて、プログラミングに挫折しました。

「これからはITエンジニアだ!」と意気込んでプログラミングを学び始めましたが、知らない単語、意味不明な文字列の数々に心が折れ、「自分には無理だ」と諦めかけたのです。

しかし、私はそこで思考を切り替えました。

「プログラミングができなくても、ITエンジニアとして価値を出す方法はないか?」

Teams(Web会議/チャット)やExchange(メール)、など、企業のインフラとして不可欠でありながら、プログラミングを使用しなくても構築できるこの分野に特化することにしました。

私のキャリア戦略は以下の通りです。

STEP 1:軸ずらしの実践(営業 → エンジニア)

もともと私は営業職でした。

そこから、未経験でも挑戦できる枠を探し、M365を扱うエンジニア職へと「職種」をずらしました。

STEP 2:実績と希少性の確保(営業 × 技術)

会社員エンジニアとして働きながら、私はあることに気づきました。

「技術力だけのエンジニアは多いが、顧客と会話ができ、ビジネスの課題を理解して提案できるエンジニアは圧倒的に少ない

私は営業経験という「過去のキャリア」を捨てず、あえて武器にしました。

  • 技術力:Microsoft 365の専門知識
  • 営業力:顧客折衝、提案力

この2つを掛け合わせた結果、「話が通じるエンジニア」「提案ができる技術者」として、社内でも市場でも評価が一気に高まりました。

STEP 3:副業から独立へ

市場価値が高まったことを確信し、まずは副業で案件を受注し始めました。

会社員としての安定を保ちながら実績を積み、手応えを得たタイミングでフリーランスとして独立。

その結果、独立初年度から年収1000万円を達成することができました。

天才的なプログラミングスキルがあったわけではありません。

「業界(IT)× 職種(M365エンジニア)× 強み(営業力)」という掛け算を戦略的に行った結果です。

まとめ

キャリアを積むとは、時間を過ごすことではありません。 自分の市場価値を客観的に見定め、戦略的にポジションを取っていくプロセスです。

  1. 市場価値(需要×希少性)を意識する
  2. 年収の高い業界・職種に身を置く
  3. 自分の強みを掛け合わせて、希少な人材になる

今、あなたがもしキャリアに悩んでいるなら、まずは「自分の市場価値」を知ることから始めてみてください。

そして、今の場所で実績を作るのか、軸をずらして環境を変えるのか、戦略を練ってみましょう。

さらに具体的なロードマップを知りたい方へ

ここまで、キャリアアップの理論についてお話ししてきましたが、「じゃあ、具体的にどう動けばいいの?」と思われた方もいるかもしれません。

実際、私も最初から順風満帆だったわけではありません。

前述の通り、プログラミング学習に挫折し、一度はエンジニアの夢を諦めかけました。

しかし、そこから「業界選び」と「職種の掛け合わせ(営業×技術)」を徹底的に戦略化することで、フリーランス初年度から年収1000万円を達成することができました。

私が選んだのは、コードを書かない「Microsoft 365 エンジニア」という生き方です。

挫折した私がどうやって市場価値を高め、自由な働き方を手に入れたのか。

私の詳しい話は、以下の記事で包み隠さず公開しています。