「勉強しているのに、なぜか前に進んでいる気がしない…」 もしあなたが今、営業からエンジニアへの道を決意したものの、その努力が空回りしているような挫折感や焦りを感じているなら、この記事をぜひ読んでいただきたいです。
「仕事で疲れて、結局、勉強時間が確保できない」
「本や動画(Udemy)は買ったけど、本当に身についている気がしない」
「この努力は、本当に報われるんだろうか…?」
その焦り、痛いほど分かります。あなたは「努力ができない」のではなく、「努力の仕方を間違えている」だけかもしれません。
こんにちは。このブログを運営している酒井です。
私自身、営業職からエンジニアへのキャリアチェンジを決意した後、この「努力の仕方の失敗」にどっぷりと浸かり、貴重な時間を無駄にしかけた典型的な「失敗」経験者です。
この記事を読めば、あなたは「なぜ、あなたの努力が報われないのか」という根本原因に気づくことができます。 そして、あなたの尊い「努力」を、単なる「自己満」や「浪費」で終わらせず、未来のキャリアと収入に直結する「資産」に変えるための、具体的な戦略(学習法)を、今日、手に入れることをお約束します。
私の失敗談①:「時間の切り売り」という、キャリアの自殺行為

エンジニアになるための勉強時間が欲しい。でも、目先のお金も欲しい。 そう考えた私は、本気で「Wワーク(隙間バイト)」をしようと考えました。
営業の本業が終わった後、夜の新宿のバーで、時給1200円のバイトに応募しようとしたのです。
しかし、応募ボタンを押す寸前で、我に返りました。 「時給1200円は大きい。でも、これを続けて、1年後、私の人生は変わっているのか?」と。
- 本業で疲れ切った体にムチを打ち、深夜まで働く。
- 睡眠時間を削り、翌日の本業(営業)のパフォーマンスも落ちる。
- 本来、エンジニアになるための「学習時間」に充てるべき夜を、目先の「時給」で売ってしまっている。
これは「副業(複業)」などではなく、単なる「時間の切り売り」でした。 未来のキャリアを「前借り」して、現在の生活費に充てているだけの、キャリアの自殺行為だと気づいたのです。
この「失敗」から、私は「スキルにならない労働に、1秒たりとも時間を使ってはいけない」という鉄則を学びました。 あなたが今、時給の良いWワークに魅力を感じているなら、それはあなたのキャリアにとって、最も危険な「失敗」の入口かもしれないのです。
私の失敗談②:「インプットだけ」という、自己満の罠

Wワークを辞めた私は、「よし、勉強するぞ!」と、今度は参考書やUdemyの動画教材を買い漁りました。 しかし、ここでも私は「失敗」します。
プログラミングでの挫折(前回の記事参照)から、「面白くない」という感覚がトラウマになっていた私は、無意識のうちに「実践(アウトプット)」を避けていました。
- 参考書を、マーカーを引きながら、ただ読む。
- 動画を、1.5倍速で、ただ視聴する。
「今日も3時間勉強したぞ」 「この本を1冊読み終えたぞ」
そんな、「インプットした量」だけで満足してしまっていたのです。 これは、勉強している「フリ」をしているだけで、脳は何も変わっていません。なぜなら、実践という「怖い」ことから逃げているからです。
しかし、いざ「じゃあ、M365で新しいユーザーを作ってみて」と言われても、手が動かない。 「あれ、どうやるんだっけ?」と、結局また参考書を開くことになる。
これは、「水泳の本を10冊読んだけど、一度もプールに入ったことがない」のと同じ状態です。 知識は「知っている」だけで、「できる」には全くなっていない。 この「インプット中毒」こそが、独学で挫折する人の、最大の「失敗」パターンなのです。
私の失敗談③:「資格コレクター」という、目的のすり替え

「時間の切り売りもダメ」「インプット中毒もダメ」 じゃあ、どうすればいい?そうだ、「資格」だ!
そう考えた私は、手当たり次第にIT系の資格取得に走ろうとしました。これもまた、よくある「努力の仕方の失敗」です。
もちろん、資格(ITパスポートなど)は、知識を体系的に学ぶ上で、非常に有効な「地図」になります。 しかし、「資格を取ること」自体が目的になってしまった瞬間、それは「失敗」に繋がります。
- 資格コレクターの思考: 「ITパスポートを取った。次は基本情報だ。次は…」
- 採用担当者の視点: 「資格は立派だけど、で、あなたは何が作れるの?」
資格という「お守り」を集めることに安心してしまい、最も重要な「実践(アウトプット)」を忘れてしまう。 これもまた、「インプット中毒」の亜種であり、あなたの貴重な努力が「資産」にならない、非常にもったいない学習法です。
努力を「資産」に変える、正しい学習法
では、どうすれば、これらの「失敗」を回避し、あなたの努力を「未来への投資(資産)」に変えられるのでしょうか? その答えが、以下の3つの具体的な「行動計画」です。
1. あなたの「現在地」を知る:『営業スキル棚卸しシート』
まず、あなたの学習の目的を「掛け算」で再定義します。 あなたの目的は、「ITの知識を100点満点で覚えること」ではありません。 あなたの目的は、「あなたの『営業スキル(10人に1人)』と『ITスキル(10人に1人)』を掛け合わせ、市場価値の高い『100人に1人』の人材になること」のはずです。
そのために、まずはあなたの最強の武器である「営業スキル」を棚卸ししましょう。 今すぐノートを開いて、以下の項目を書き出してみてください。
- あなたが営業として「得意」なこと:
- 例:顧客の悩みを聞き出すこと(→これは「要件定義スキル」です)
- 例:分かりやすい提案資料を作ること(→これは「言語化・設計スキル」です)
- 例:社内のエンジニアと調整すること(→これは「プロジェクト推進スキル」です)
- 例:クレーム対応(→これは「リスク管理スキル」です)
このように、あなたの営業経験を「エンジニアの言葉」に翻訳するだけで、あなたが今、どれほどの「資産」を持っているかに気づくはずです。
2. 「学習」と「実践」を1:1にする『10分ラーニング』
次に、「インプット中毒」から抜け出します。 その答えは、「インプットしたら、即アウトプット(実践)」のサイクルを強制的に作ることです。
前回の記事(【最初の一歩】の記事)でも紹介した、Microsoft 365の「無料試用版環境」をすぐに契約してください。 どれだけ壊しても、誰にも怒られない、あなただけの「実践環境」です。
そして、今日から『10分ラーニング』を始めましょう。
- Day 1:【インプット】 参考書で「M365のユーザー作成方法」のページを5分読む。
- Day 1:【アウトプット】 すぐに無料試用版環境を開き、5分で「架空のユーザー」を3人作ってみる。
- Day 2:【インプット】 動画で「Teamsのチャネル作成方法」を5分見る。
- Day 2:【アウトプット】 すぐに無料試用版環境で「営業1課」というチームと「日報」チャネルを5分で作ってみる。
この、「インプット1:アウトプット1」のサイクルこそが、「知っている」を「できる」に変える唯一の方法です。
3. 「掛け算」で稼ぐ:『営業×IT』の副業を始める
「時間の切り売り」Wワークの失敗を回避する、最も効果的な方法です。 それは、「スキルが資産になる副業」を始めること。
営業の副業は、競合が強すぎて勝てない、と悩んでいませんか?(「営業×IT」で月10万稼いだ話参照) だからこそ、「掛け算」で戦うのです。
M365の無料試用版環境で練習を積んだら、クラウドワークスなどで、まず「PowerPoint資料作成」の案件を探してみてください。 ただし、ここが重要です。 ただの資料作成者として応募するのではありません。 提案文に、こう一言添えるのです。
「私は現役の営業であり、かつM365の知見も持っています。単に資料を清書するだけでなく、営業目線での論理的な構成案の整理や、Teams/SharePointでの効果的な共有方法まで含めてご提案可能です」
これで、あなたは「時給1000円の作業者」から、「時給5000円のコンサルタント」へと変わります。 これが、あなたの努力を「資産」に変え、時給1200円のWワークとは比較にならない高単価な副業を実現する、具体的な一歩です。
まとめ:あなたの「努力」を、未来への「投資」にしよう

「営業 から エンジニア」への道で失敗する人は、才能がない人ではありません。 「努力の仕方を間違えている」人です。
- 時給バイトに時間を売る努力は、未来のキャリアを食いつぶす「消費」です。
- 実践しないインプットだけの学習は、ただの「浪費」になりかねません。
あなたの貴重な努力を、未来の年収1000万円に繋がる、確実な「投資(資産)」に変えましょう。 その答えが、「営業×IT」の視点を持ち、「実践(アウトプット)」を最優先する学習法にあるのです。
