「本業の営業だけじゃ、将来が不安…」 「あと月5万、いや3万でもいいから、収入を増やしたい…」

そんな切実な思いから、「営業 副業」や「副業 営業 代行」と検索している、かつての僕と同じあなたへ。 この記事は、あなたのためのものです。

こんにちは。このブログを運営している酒井です。 何を隠そう、僕も「営業 の 副業」で稼ごうと必死にもがき、そして、見事に挫折した経験者の一人です。

この記事では、僕が体験した「Wワーク」と「純粋な営業副業」という2つの大きな失敗談と、その絶望の淵から、「営業スキル × ITスキル」という“掛け算”によって、安定して月10万円を稼げるようになった、超具体的な道のりについて、全てお話しします。

失敗談①:時給1200円の「Wワーク」が教えてくれた、時間の切り売りという絶望

営業としての日中の仕事が終わり、疲れ切った体で、夜の新宿へ。 当時の僕は、本気でそうしようとしていました。

「どうにかして、本業以外で稼ぐ手段はないか?」 そう考えた僕が最初に見つけたのが、「タイミー」のような隙間バイトアプリでした。夜のバーで時給1200円。応募ボタンを押す寸前までいきました。

しかし、ふと我に返ったのです。 「時給1200円は大きい。でも、これを続けて、僕の未来は本当に変わるんだろうか?」と。

本業の疲れを引きずりながら、夜中にさらに肉体労働をする。これは「副業(複業)」ではなく、単なる「Wワーク」であり、自分の貴重な時間を、最も安い時給で切り売りしているだけじゃないか。 これでは、いつまでたっても自分が望む収入アップには繋がらない。 そう気づいた時、僕は応募するのをやめました。このままでは、ただ消耗して終わるだけだと、虚しさを感じたのです。

失敗談②:「営業のプロ」には勝てない。「営業 副業」市場の残酷な現実

「時間の切り売りがダメなら、自分の営業スキルを活かそう!」 そう考えた僕は、次にクラウドワークスのような、いわゆる「クラウドソーシングサイト」の門を叩きました。

営業 の 副業」を探して、僕が応募しようとしたのは、以下のような案件です。

  • 資料作成(パワポ資料の作成は、ぼちぼち得意だったので)
  • テレアポ代行(好きではなかったですが、成果は出せていたので)
  • メール営業の代行

しかし、僕はここで、2つ目の、そして、より深刻な壁にぶつかります。

壁1:営業の副業案件が、そもそも少ない

サイトをいくら探しても、目につくのはデザインやプログラミングの案件ばかり。「営業」というカテゴリの副業は、驚くほど少なかったのです。

壁2:少ないパイを、プロたちが奪い合う

そして、たまに見つかる「副業 営業 代行」のような良さそうな案件には、すでに何十人もの応募者が殺到していました。 その応募者たちのプロフィールを見ると、 「大手〇〇で15年トップセールス」 「テレアポだけで月間100件のアポ獲得実績」 といった、「営業のプロ」ばかり。

壁3:自分への絶望的な「自信のなさ」

ここで、僕は自分自身と向き合うことになりました。 「僕は、この人たちに勝てるのか?」と。

僕は、営業の仕事で成果を出していなかったわけではありません。新人賞も取りました。 でも、「自分は営業がめちゃくちゃ得意だ」「営業が死ぬほど好きだ」と胸を張って言えるほどの自信は、正直、ありませんでした。

そんな中途半端な自分が、本気で「営業 の 副業」で稼ごうとしているプロたちに勝てるわけがない。 僕は、戦う前から、完全に戦意を喪失してしまいました。

転機:「営業×IT」という、僕だけの「勝ち筋」の発見

Wワークは、時間の切り売りで未来がない。 純粋な営業 副業は、競合が強すぎて勝てる気がしない。

まさに八方塞がり。 「もう、会社員として、今の給料で我慢し続けるしかないのか…」 そう諦めかけた時、僕に転機が訪れます。

それは、「営業」一本で戦うのをやめる、という決断でした。

当時、僕は「営業一本足打法」の将来性に不安を感じ、独学でITの勉強を始めていました。(プログラミングに挑戦して、見事に挫折した話は、また別の記事で…) そんな中、Microsoft 365(M365)やAzure、AWSといったSaaS/IaaS(クラウドサービス)の知識を学び、「これなら自分にもできるかも」と感じていたところでした。

そこで、僕はひらめいたのです。 「営業」という自分の経験と、「ITスキル」という新しい知識。 この2つを「掛け算」すれば、副業市場で、まったく新しい価値を提供できるのではないか?と。

「10人に1人」×「10人に1人」=「100人に1人」の人材になる

これが、僕のキャリア戦略の核となる考え方です。

  • 営業スキルで「100人に1人」のトップセールスになるのは、才能も必要だし、何より僕には無理そうだった。
  • ITスキルで「100人に1人」の天才エンジニアになるのも、プログラミングで挫折した僕には不可能だった。

でも、

  • 営業スキルで「10人に1人」の、「ちょっとデキる」レベルなら、どうだろう?(今の自分なら、いけるはずだ)
  • ITスキルで「10人に1人」の、「特定の分野(M365など)なら詳しい」レベルなら、どうだろう?(今から本気で学べば、なれるはずだ)

10人に1人の「営業スキル」 × 10人に1人の「ITスキル」 = 100人に1人の「営業が分かるIT人材」

こう考えた瞬間、視界が一気に開けました。 僕が戦うべき場所は、「営業プロ」が集まる市場でも、「ITプロ」が集まる市場でもなかった。 「営業とITの“すき間”にある、まだ誰もいない市場」を、自分で作ればよかったのです。

「営業×IT」副業で、月10万円を稼いだ具体的な中身

この「掛け算」の戦略で、僕は副業を再スタートしました。 最初から大きな案件を狙ったわけではありません。

  • Eラーニング動画の作成・販売:
    AWSやAzureの基礎知識を、営業で培った「分かりやすく伝えるスキル」を活かして、動画教材にして販売しました。
  • M365の「超」小規模サポート:
    「Outlookでメールが届かなくなった」「新しい社員のユーザー設定をしてほしい」といった、中小企業のIT担当者が抱える、こまごまとしたトラブルシューティングを有料で請け負いました。

最初は、月1万円稼げただけで、飛び上がるほど嬉しかったです。 それが、徐々に信頼を積み重ねることで、月3万円、5万円と増えていき、最終的には安定して月10万円副業で稼げるようになりました。

月10万円と聞くと、すごいことのように聞こえるかもしれません。 でも、今振り返れば、これは「誰でもやればできる」非常に再現性のあるステップだったと断言できます。

なぜなら、「営業の悩みも分かり、ITの技術的な設定もできる」という人材は、驚くほど市場に少なかったからです。

副業で終わらない、「営業×IT」の圧倒的な可能性

そして、この話には続きがあります。 僕は、この副業を通じて「営業×IT」というスキルセットの市場価値が、自分が想像していた以上に高いことに気づきました。

「このスキル、副業で月10万円稼ぐだけに留めておくのは、もったいない」 「これを本業にすれば、年収3倍、4倍も夢じゃないんじゃないか?」

その直感は、正しかった。 僕はこの副業での実績を元にキャリアチェンジを果たし、最終的に「営業×M365」の専門家として独立・起業しました。 もともと「営業しかできない」と悩んでいた僕が、です。

もちろん、副業という観点だけでも、この「掛け算」は最強です。 特に、M365やAzureの領域は、需要が爆発的に高いにもかかわらず、なぜか競合(副業プレイヤー)が非常に少ない「ブルーオーシャン(穴場)」です。今から参入しても、チャンスは十分にあります。

まとめ:「営業だけ」で戦うのを、今日からやめてみませんか?

もし、あなたが「営業副業」で稼げずに悩んでいるなら。 それは、あなたの営業スキルが低いからではありません。 あなたが、「営業スキルだけ」という一つの武器で、最も競争の激しい戦場に突撃してしまっているからかもしれません。

あなたの営業経験は、素晴らしい資産です。 でも、その資産を「そのまま」売ろうとしないでください。

あなたの営業経験 × 〇〇(僕の場合はITでした)

この「掛け算」によって、あなたの価値は10倍、100倍になります。 たとえ、営業のスキルが「10人に1人」のレベルだとしても、そこに「10人に1人」のITスキルを掛け合わせれば、あなたは「100人に1人」の貴重な人材になれるのです。

まずは、月1万円で構いません。 「営業だけ」で戦うのをやめ、あなたの「掛け算」のパートナーとなる、新しいスキルを学ぶことから始めてみませんか?