はじめまして。このブログ「のーこーどキャリア」を運営している酒井です。

私は現在、Microsoft 365の専門家として、中小企業のIT活用をご支援する会社を経営しています。

しかし、ほんの数年前まで、私は「営業しかできない」ことに悩み、将来に絶望していた、ごく普通の営業マンでした。

このプロフィールでは、そんな私がどのような葛藤を抱え、どうやって「エンジニア」へのキャリアチェンジを果たし、人生を変えることができたのか。そのリアルな物語をお話しさせてください。

もしあなたが今、「今の仕事を続けていていいのか?」「専門スキルがない自分が不安だ」と悩んでいるなら。 この物語は、きっとあなたのためのものです。

「このままだと、後悔する」

私は新卒で大手通信会社のIT営業としてキャリアをスタートしました。 それなりに成果も出し、新人賞をいただいたこともありました。

営業時代の私

しかし、心のどこかでは、常に「違和感」がありました。 「今の仕事、本当にやりたいことだっけ?」 「会社の看板がなかったら、自分に何が残るんだろう?」 「半期ごとにリセットされる数字を、定年まで追いかけ続けるのか?」

そんな不安が、ボディブローのように効いてきていました。

30歳を目前にしたある日、私は大きなノートに「未来の年表」を書き出しました。 「こんな家に住みたい」「平日の昼からサウナに行きたい」「家族とこんな時間を過ごしたい」… そして、最後に書いた一つの目標。

「30歳までに、年収800万円になりたい」

その文字を眺めた瞬間、私は血の気が引くのを感じました。 当時の私の年収は、300万円程度。 会社の給与テーブルを見ても、先輩たちの働き方を見ても、明白でした。

「今の営業の延長線上には、この未来は絶対に、ない」

私は、挑戦しないまま歳をとり、人生最後の日、「あの時、やっておけばよかった」と後悔することだけは、絶対に嫌でした。

プログラミング挫折と、「カンダタのクモの糸」

「エンジニアになろう」 そう決意した私がまず手を出したのは、世間のイメージ通り「プログラミング」でした。

しかし、結果は惨敗でした。 スクールの説明会で提示された「50万円」という金額に尻込みし、独学で挑むも、「Hello, World!」の先にある壁に跳ね返され、挫折しました。 IT用語が分からなすぎて、買ったばかりの参考書を壁に投げつけた夜もありました。

独学でホームページ作成を学んでいた当時のデスク

「やっぱり、自分には無理なのか…」 「営業に戻るしかないのか…」

そんな絶望の淵で、私は会社の社内公募一覧に、一つの光を見つけます。

「Microsoft 365 エンジニア(※プログラミング経験不問)」

それは、脚色でもなんでもなく、私にとって地獄に垂らされた「カンダタのクモの糸」でした。 そこは、プログラミング能力ではなく、営業で培った「顧客の課題を聞く力(ヒアリング)」や「解決策を提案する力」こそが、歓迎される世界だったのです。

私はその糸に必死で食らいつき、社内異動を果たしました。

「サバンナのうさぎ」から、年収1000万へ

異動直後は、知識ゼロの状態でプロのエンジニア集団の中に放り込まれ、「サバンナの真ん中に突然投げ出されたうさぎ」のような孤独と恐怖を味わいました。

しかし、私は逃げませんでした。 「技術」では勝てなくても、「営業」で培った武器がある。 私は、エンジニアたちが苦手とする「数字報告」や「資料作成」、「顧客との調整」を積極的に巻き取り、泥臭く信頼を積み重ねていきました。

エンジニアになった勢いで髪が紫だった私

そうして「会社員エンジニア」として3年間の実績を積み、フリーランスとして独立。 このタイミングで、私の年収は会社員時代の3倍になり、かつてノートに書いた「年収800万」という夢物語を遥かに超える、年収1000万円を達成することができました。

満員電車に乗ることもなく、平日の昼からサウナに行くこともできる。 自分の人生を、自分でコントロールできているという実感。 これこそが、私があの日、「後悔したくない」と願って手に入れたかったものでした。

自然サウナに行くことが趣味になりました

このブログで伝えたいこと

現在、私は法人化し会社を経営していますが、私の原点は常にここにあります。

「営業しかできない」と悩んでいた、あの頃の私のような人を、一人でも多く救いたい。

このブログ「のーこーどキャリア」では、私が営業からエンジニアへのキャリアチェンジで得た、

  • 「プログラミング不要」でエンジニアになる具体的な方法
  • 営業経験を「最強の武器」に変える思考法
  • 市場価値を高め、年収を上げるための戦略

を、余すところなく公開しています。

かつての私と同じように悩んでいるあなたが、このブログを通じて「最初の一歩」を踏み出し、理想のキャリアを掴み取るきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。

あなたの挑戦を、心から応援しています。